阪神淡路大震災や東日本大震災では、建物の変形で扉や窓が開かずに避難が遅れたり、倒れた家具や割れたガラス等で避難時に重軽傷を追われた方が多くいました。また避難経路にも、電柱の倒壊、屋根瓦の落下、家屋外壁の剥離など、多くの危険が待ち構えています。
ここに挙げる避難用品は必ずしも全てのケースに当てはまるものでは有りませんが、ある場合には生死を分けるかもしれないグッズです。災害に備えて事前に使い方を覚えておきたいものです。
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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災害避難はしご 2階用(4m) コンパクト収納タイプ | 災害避難はしご 3階用(7.5m) コンパクト収納タイプ |
地震の揺れで建物が変形して出入り口のドアが開かなかったり、避難経路に火災が発生して逃げられなくなった場合など、しかも、その場所が2階や3階である場合などは、大変危険な状態に陥る事になります。過去の大地震でも、止むに止まれず窓から飛び降りて怪我をした人の数は相当数に昇ります。
高層階ではちょっと無理ですが、それでも火炎が上がる室内から身を乗り出して救助を待つ時間稼ぎにはなるでしょう。
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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長さ90センチの6角バール | 長さ90センチの軽量バール |
地震の際に起きる建物の変形で扉や窓が開かなくなるというのはよくある話です。
さあ避難しようと思ってもこれではどうしようも有りません。
そんな時に役に立つのが、このバールです。
開かなくなった建具の隙間にバールをコジ入れて、テコの原理で隙間を広げてこコジ開けます。
バールのサイズは30センチくらいの小さなものから180センチくらいの大きな物まで各種ありますが、60〜90センチくらいのサイズがこの用途では使い易いでしょう。
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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TOYO 大人用ヘルメット 白 スチロールライナー入り。 |
TOYO 防災用折りたたみヘルメット |
災害時に活動する警察、消防、自衛隊等の方が必ず着用するほど、頭部を保護するヘルメットは命を守る必須アイテムです。
特に避難経路においては、余震等で屋根から瓦が落下したり、外壁が剥離したり、窓ガラスが割れて飛び散ったりといった、頭部に対する危険がいっぱいです。
又、避難後に入用なものを取りに戻ったり、怪我や取り残された人を救助する際にも必要になります。
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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曇りにくい通気孔付タイプ | 粉塵が入りにくい無孔タイプ |
避難経路での飛散粉塵等からの目の保護に用意したいのがこのゴーグル。たいがいのものは大きめに作ってあるので眼鏡の上からでも装着出来ます。
細かな粉塵が入り難い無孔タイプは、呼気中の蒸気も入り難い為、曇り難いが一旦入ってしまえば曇りが取れ難い面もあります。
また、通気孔のあるタイプは曇りが取れやすい反面、粉塵や呼気が入りやすいという欠点もあります。
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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使い捨てでも高性能の サージカルマスク |
PM2.5対応 |
避難時の防塵目的以外にも、被災後生活での病気からの感染予防等になにかと役に立つマスク。
安価な使い捨てタイプの中には、あまり防塵効果の期待できないものもありますのでご注意ください。
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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耐摩耗 防刺 耐滑。鋼鉄製先芯でつま先をしっかりガード! | 既存の靴にはめ込んで 踏み抜きを防止する インソール |
避難経路は安全とは限りません。
時には落下したガラス片、或いは釘や金具の飛び出した建物の残骸を乗越えて行かなければならない場合もあります。まして夜などであれば足元に注意を注ぐわけにも行きませんので、出来るだけ安全な靴を着用して避難したいものです。
ここに掲載した物は踏み抜き防止のためのステンレス板が靴底に入っていますが、同じ「防災スニーカー」と言っても、滑り防止を主目的にして、踏み抜き対策が取られていない商品もありますので、お間違えの無いようにしてください。
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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踏み抜き防止軽量鉄板入り。 防災スリッパ |
履き心地がいい普段使い用 耐踏み抜き材入り防災スリッパ |
実際に地震を経験した人から「これが有ったら良かったのに」と言わている防災スリッパ。
土足から上履きに履き替えて仕事をする会社では、緊急避難時にそのままで外に避難せざるを得ない場合も有るでしょう。
床面に飛び散るガラス片などから足を守ってくれる防災スリッパは、出来れば会社で常用したいものですが、それが適わぬ場合でも机の下に常時置いておきたいグッズと言えましょう。
選定条件 | 選定商品 | 注目商品 |
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コクヨS&T 防災用救助笛 耳に届きやすいツインウェーブ |
キーホルダー付 アルミホイッスル |
万一、自力で脱出や避難が出来なくなった場合は助けを求めねばなりません。
もちろん声を出して叫ぶ事も重要ですが、音量や長続きという面からもホイッスル(呼笛)には敵いません。
実際にこれがあるのと無いのとでは、救助される側の生存率にかなりの差が出たと聞いています。
但し、いざと云う時に手元に無ければなんにもなりませんので、机の中にしまったりせずに、携帯のストラップに付けるなどして、常に持ち歩くように心がけましょう。
本サイトの災害写真の出展は「消防科学総合センターの災害写真データベース」によるものです